新発見!トリケラトプス似の恐竜の正体 <動画>1000種以上の新種が見つかる可能性

拡大
縮小
7500万年前に生息していたらしい新種の恐竜「ペンタケラトプス・アクイロニウス」

英国人の古生物学者が、カナダの博物館で化石の調査中、恐竜の新種を発見した。ペンタケラトプス・アクイロニウスはトリケラトプスと関係があり、白亜紀末期、7500万年前頃に生息していたと考えられている。いったい、どのような恐竜なのだろうか。

この新種は、発見された恐竜の中で最新のものだ。ペンタケラトプス・アクイロニウスの遺物は実は、オタワにあるカナダ自然博物館に75年ほどの間保管されていた。

しかし現在これらはしかるべき調査を受けている。この化石に光が当てられたのは、バース大学の古生物学者であるニック・ロングリッチ博士のおかげだ。保管されている化石の調査をしている最中に、博士は、アメリカ大陸南西部にいたペンタケラトプス種に似た特有の特徴がある化石があることに気づいた。

恐竜の発見ペースは加速している

音量にご注意ください(ナレーションは英語です)

ロングリッチ博士は、自分の発見は氷山の一角にすぎず、これを発端として古生物学的な大きな発見が次々に明らかになってくるのではないか、という。

ロングリッチ博士はこう語る。「最近は恐竜の発見のペースは速くなっており、そのことが暗示しているのは、我々は実在していた恐竜種の総数に遠く及ばない数程度の種しか発見していないかもしれないということです。ですから私は、我々が博物館の収蔵品に目を向けて再び調査し、それをもとにフィールド調査を行えば、100種単位の数の恐竜の新種を発見できると推測しています。最終的には地球上に1000種単位の新種が埋もれていたことがわかるかもしれません」。

伝説的なトリケラトプスと関連しているペンタケラトプス・アクイロニウスは水牛程度の大きさで、草食性だったと考えられている。ペンタケラトプス・アクイロニウスは7500万年前頃、現在カナダの州となっているアルバータ近くの地域に生息していたとされている。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT