米国企業の現金残高が1兆ドルに膨らんでいるが、事業拡大に向けられる可能性は低い《ムーディーズの業界分析》


同じく、現時点の現金保有高は対象企業グループの年間配当(過去12カ月で2460億ドル)をカバーすることができる。
同時に、過去12カ月間の設備投資と配当額は8220億ドルに上り、これは10年半ばの現金保有高の87%に相当する。
多くの企業は特に10年に、債券発行で資金を調達した。多くは既存債務の借り換えに使われたが、一部は企業のさまざまな使途に資するため内部留保された。10年半ば時点で、企業全体の現金債務比率は0.28で、08年12月の0.23を上回る。債務の借り換えについて、受容力のある債券市場と営業キャッシュフローの増加が合わさって、高格付け企業にとって借り換えはやりやすくなっている。

図表2:現金のプライマリーソースと使途:CFOの増加と設備投資の減少で現金残高が増加
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図表:最も資金力のある米企業−上位20社
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