「双子パンダ」9カ月で約20kgにぐんぐん成長の今 「観覧約3分」でも平均倍率15倍の凄まじい引力

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「パンダのもり」で身分証明書と当選券のQRコードを見せて、いよいよパンダ舎に入る。ここでグループに分かれ、グループごとに移動する。筆者の観覧時は後ろに2人しかいなかったので、筆者と合わせて計3人のグループだったが、通常は1グループの人数はもっと多いらしい。

順番が回ってくると観覧開始。職員が時間を計っており、1分ずつ3カ所で観覧できる。レイレイは、23日にシャオシャオが寝ていた太い擬木の上で熟睡。シャオシャオは、本物の木の上で寝ていた。シンシンの姿は見えなかったが、3カ所の観覧エリアを通り過ぎて帰るとき、シンシンの頭だけ見えた。

シンシン(手前)と木の上にレイレイがいる。3月23日(筆者撮影)

母子3頭が暮らすエリアは、屋外も屋内もガラス張りなので、観覧者はガラス越しに観覧・撮影する。近くにいるリーリーのエリアへ行くと、屋外はガラスがないので、リーリーの鳴き声や、竹をバリバリと噛む音がよく聞こえる。

開園前に220人が並んだ

上野動物園は1月11日から臨時休園していて、3月23日に約2カ月ぶりに再開園した。コロナ対策のため、完全予約の整理券制だ。

建て替えられた正門前で9時30分の開園を待つ人たち。3月23日撮影(筆者撮影)

3月23日の上野の朝は季節外れの寒さ。しかも双子パンダは、まだ公開していない。それでも午前9時30分の開園前に約220人が並んだ。

整理券は30分(午後3~4時に入場する回のみ60分)ごとに区切られていて、遅い時間帯の定員はやや少ない。午前9時30分~10時に入場する回の定員は350人。このうち約220人が開園前に並んだことになる。レジャーシートや椅子を準備して並んだ人も多かった。

観覧者は、この日から利用が始まった真新しい正門を通り、嬉しそうに入場していった。入場すると、まずは全員、シャンシャンを見るルートになっている。

江東区から訪れた女性(55)は「家族全員で挑んで、9時30分の整理券を取ることができました。昨日はカメラの準備をして、そわそわ。シャンシャンは、おいしい笹を探してウロウロしていました。かわいかったです。コロナ禍ですが、東京都以外の動物園などは開園していたので、上野動物園も開園してほしかったです」と話した。都内でも、上野動物園と同じ都の施設で、上野にある東京都美術館はずっと開館していた。

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