「双子パンダ」9カ月で約20kgにぐんぐん成長の今 「観覧約3分」でも平均倍率15倍の凄まじい引力

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約2カ月の休園を経て再開園した上野動物園の様子をお届けします。写真はレイレイ。3月23日(筆者撮影)
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外の太い擬木(ぎぼく)の上ですやすやと眠る雄のシャオシャオ(暁暁)。雌のレイレイ(蕾蕾)は、本物のエノキの木の上であくびをしながら次第に動きが鈍くなり、完全に眠った。木の下では母親のシンシン(真真)がおいしそうに竹を食べている。

双子パンダは、ちょうど生後9カ月を迎えた3月23日、報道関係者に初めて公開された。シャオシャオは、なかなか顔を上げない。撮影時間の終了近くになってシャオシャオが少し動くと、大きなカメラを構えた各社のカメラマンが一斉に移動。筆者も動き、擬木のすき間からチラリと見える顔をなんとか撮影できた。

上野動物園の冨田恭正副園長は「今日は朝から天気がよかったので、双子は外に出ています。外に出ると早速、元気に木に登りました。普段通りです。これくらいのパンダは木に登るのが好き。健全に成長している証しだと思います」と会見で語った。

3月22日の体重は、シャオシャオが20.10kgで、0日齢(124g)の時の約162倍、レイレイは21.35kgで、1日齢(146g)の約146倍に増えた。双子の姉で4歳のシャンシャン(香香)は97.6kg、シンシンは130.2kg、父親のリーリー(力力)は142.6kg(3頭とも3月15日測定)なので、双子はまだまだ大きくなる。

氷の上で双子同時に授乳

双子は2月以降、外の運動場によく出て、探索するなどしている。2月中旬には安全のため、運動場の木の一部にカバーをとりつけて、それ以上登れないようにした。双子は、そのほかの木に登ったり、木の上でじゃれあったりしている。2月下旬時点では、シャオシャオはシラカシ、レイレイはマツの木がお気に入りだった。

上野動物園によると、レイレイは日中、活動的なことが多いが、シャオシャオは木の上にいることが多いという。

室内では、2月21日にプールに氷を入れた。パンダたちの生活に刺激と変化を与えるためだ。レイレイは氷にすぐ興味を示し、氷をさわったり体にこすりつけたりした。シャオシャオは木に登って様子をうかがい、そのまま寝てしまったが、しばらくすると木から降りて氷にさわり、上に乗った。シンシンは氷の上に座って竹を食べたり、氷をかじったり。食べるだけでなく、氷の上で双子いっしょに授乳した。

さらに3月3日には、外の運動場でシンシンがレイレイに初めて授乳した。運動場に慣れてきたということだろう。ただし、シンシンは何度も頭を上げるなど周囲を警戒。授乳時間も8分ほどで、いつもより短めだった。シャオシャオには、3月23日時点ではまだ運動場で授乳していないようだ。

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