「あの資料がない!」よく困る人、即解消の4大秘訣 「机の上が紙でぐちゃぐちゃ…」これでスッキリ

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あとから読み返すときに便利な「マークダウン記法」に加えて、「ベア」にはもうひとつの重要な機能がある。

それは、すべてのテキストが自動保存されるので、「保存」ボタンを押すなどの行為がなくても、自動的にパソコンやスマホなどの記憶装置と外部のクラウドに二重に保存されているという点だ。

なので、パソコンでテキストを入力したあとに外出し、電車の中でスマホを開いて「ベア」のアプリを開けば、先ほどパソコンで入力した内容がきちんと反映され、更新されている。

これは、時間のムダを省くのと同時に、「忘れずに保存しておかなければ」「原稿が消えていないだろうか」という懸念や不安を取り除き、脳をつねに「クリアな状態」にするうえで非常に重要である。

クラウド化が果たす重要な役割とは

このように、私はあらゆる資料をデジタルデータに変換して、クラウド化している。それによって、机の上がすっきり片付くばかりでなく、資料をあちこち探すのに費やす「無駄な時間や手間」を省くことができる。

さらに、脳の中の「雑多なノイズ」を排除して「クリアな状態」にしておくことで、「新しいアイデアや思考」が生まれやすい環境が整っていく

クラウド化の重要な意味は、私たちの脳の空間を清浄で整理されたものにし、本来取り組むべきことにのみ専心できるようにしてくれることである。

いつも「資料探し」に追われている人には、ぜひ今回紹介した方法を実践していただきたい。やってみれば、5分とかからない簡単な方法ばかりだ。

それによって、「部屋の空間」がスッキリ片付いて、ずっと快適かつ効率的に仕事を進められるのみならず、脳からも「雑多なノイズ」が排除され、「さまざまなアイデア」が思い浮かびやすい「土壌」が整っていることに気づくはずだ。

佐々木 俊尚 作家・ジャーナリスト

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ささき・としなお / Toshinao Sasaki

1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。毎日新聞記者、『月刊アスキー』編集部を経て、2003年よりフリージャーナリストとして活躍。ITから政治、経済、社会まで、幅広い分野で発言を続ける。最近は、東京、軽井沢、福井の3拠点で、ミニマリストとしての暮らしを実践。『レイヤー化する世界』(NHK出版新書)、『そして、暮らしは共同体になる。』(アノニマ・スタジオ)、『時間とテクノロジー』(光文社)など著書多数。

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