現実に絶望する人がメタバースに夢を託せる理由 生まれる条件次第で格差生む「親ガチャ」に抗える
メタバースならではの有望なファクター
エピックゲームズとロブロックス。そして彼らを追うメタ。その他にもメタバースを実現し、ビジネスにしようと動いている企業はたくさんある。なぜさまざまな企業がメタバースの実現をめざすのかというと、メタバースにはこれまでのネットビジネスにはない有望な要素があるからだ。
そのいくつかの要素のうち、重要な2つの観点について紹介しよう。1つがメディアへの接触時間。もう1つがどうしようもない現実からの解放だ。
ネットビジネスはその大半が広告とEコマース(ネットショッピング等)だ。フェイスブックやグーグルは広告で、アマゾンはEコマース。他の企業でもこの2つのビジネス業態がほとんどを占めている。
このうち、広告ビジネスにおける大きい要素は何か。
そのサイトにどれくらい長く滞在してもらえるか、どれくらいの注意を引きつけられるか、どれくらい多くの広告枠を確保できるか――究極的にはこの3つでしかない。
フェイスブックはニュースフィードにおいて、ユーザーに画面をスクロールさせればさせるほど次々に広告枠を生み出すというマジックを発明した。
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