消えゆく205系と増殖する131系、決め手はコスト 運用費用面から見たJR東日本の車両開発戦略

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ちなみに、京葉線と武蔵野線はフロントマスクが変更され、舞浜の東京ディズニーランドをイメージした俗に言う「メルヘン顔」スタイルになっている。

京葉線で活躍した205系。フロントマスクが変更され「メルヘン顔」に(写真:IK/PIXTA)

そのほかにも205系は、線区によってさまざまなバリエーションが存在しており、ここに書き切れないことをご了承願いたい。

近年は205系も昨今の新型車両に活躍の場を譲り、地方ローカルの運用に就くもの、海外に譲渡されて活躍を続けるものと、さまざまな軌跡を見ることができる。

最近まで関東近県で205系に出会えるのは宇都宮線の宇都宮以遠と日光線、相模線、鶴見線、南武支線だったが、宇都宮線と日光線、相模線の205系は3月のダイヤ改正で姿を消した。今後は鶴見線、南武支線での活躍が最後となるだろう。昭和から平成、令和と時代を駆け抜けていった205系を、残り少ない期間で乗り納めしておきたい。

地方ではE131系の導入が本格化

大都市の路線にはE233系やE235系といったお馴染みのハイテク電車が揃うようになってきた。地方交通線においても、これまで都心で活躍していたお下がりの通勤電車ではなく、新型のE131系電車の導入が始まり、昨年春頃には房総地区を走る外房線・内房線などを皮切りに、秋にも相模線にて運行を開始した。そして今年の春には宇都宮線・日光線にも導入され、運行を開始している。

背景としては、在来車両を改造して地方で運行するよりも、地方線区の事情に合わせた新型車両を導入したほうが、最終的な運用面でのコストがかからないという考えからきているようだ。E131系はE235系と共通仕様ではあるものの、編成は2両編成から組成が可能となるため、1M1T方式(1動力車1付随車)が採用されている。

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