伝え方が下手な人が陥りがちな3つの「NG習慣」 大切なことは何度も繰り返し伝えることが重要

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「伝わる」ために大切なのは、「伝わる構造」を理解し、「伝わる技術」を身につけることです。

私は、伝わる構造は「ゴール設定」「納得感」「相手ベース」「見える化」「聞く力」「親近感」「信頼感」の7つの要素で「7階建てのビル」のような構造をしていると考えています。

この中の「見える化」について考えてみましょう。伝わる構造の中の「納得感」を得るためには、相手の頭の中に「見える化」させることが大切です。

話がわかりやすいといわれている人は、実は「見える化の達人」です。
グルメ番組のレポーターを思い浮かべてみてください。上手なレポーターと下手なレポーターの差はどこにあるでしょうか?

「このカレー、めっちゃおいしい!」これだけだとカレーの魅力は伝わりません。

一方で上手なレポーターは違います。食べ物のおいしさを見える化させています。ポイントは、次のように五感を意識しながら伝えているところでしょうか。

●視覚……見た目。形、ボリューム、色など
●味覚……おいしさ。うまみやコク、甘味、塩分、苦味、酸味など
●嗅覚……匂い。香ばしい、甘いなど
●聴覚……音。肉が焼ける音、鍋がグツグツいう音など
●触覚…… 舌触り。とろける、噛み応えがある、サクサクした触感など

こういった要素を感情と併せて伝えてくれます。すると「カレーの景色」が見えてきます。頭の中に「見える化」させるというのは、そういうことです。こういった構造と技術をインプットすることで伝え方がうまくなります。

伝え方が下手な人に共通する「3つのNG習慣」

伝え方が下手な人の話に戻します。下手な人はこのNG習慣をよくやっています。

NG習慣1 「伝える」と「伝わる」を同じことだと思っている
NG習慣2 1回言えば伝わったと思っている
NG習慣3 言わなくてもわかっていると思いこんでいる

「1回言えば伝わったと思っている」

学生のころ、先生から授業で教わったことを一度で覚えるなんて、僕にはできませんでした。復習して、繰り返しインプットすることで頭の中に入れていきました。そのことを忘れて、「1回で伝わる」なんて思いこんでしまいがちです。

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