「家入一真」とは、いったい何だったのか 若者よ、君の味方を装う奴に気をつけろ

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常見 「若者の政治意識向上」という目的を掲げている青木くんの団体としては、ちゃんと「そういう形で若者と政治を語るのをやめてくれ!」と表明するべきだし、怒るべきだよ! 私は率直に「若者をもて遊んだ」だけだと思っているよ。家入さんも取り巻きも損しただけじゃん。

青木 言いますね(笑)。

常見 私、青木くんにぜひ伝えたいことがあるんだ。

青木 なんですか?

「若者応援おじさん」に気をつけよ

常見 それは「若者応援おじさん」に気をつけろってことだ。家入さんの選挙の時にもそういうヤツ、いたじゃん。おっさんたちで、「俺は新しい世代に注目している」「俺は若い世代を応援してる」ってことで、セルフブランディングしているヤツがいるわけ。彼らは青木くんの味方であること、交流していることを示して、インターネット界隈の人気取りをするヤツなんだよ。

青木 今日の常見さんの切り口は新鮮で、楽しいです。確かにシンプルに応援してくれる人が多いですね…。

常見 僕も青木くんを応援しているけれども、そういう「人気取りのために青木くんに近寄ってくる大人」とは違う切り口でインタビューすることで、青木くんを応援しようとしている。そうやって人気者に近づいてきて、最後は「ハシゴを外される」様子をいっぱい見てきたから、気を付けてね。

そのうち、出版社から「本を書かないか?」なんて話がくるけど、注意しろよ。若くて目立ってる人、ちょっと売れた人に期待して、どんどん仕事をさせて、本の質を下げて、その著者も潰していく。これが今の出版界だ。いや、本は機会があったら出した方がいいけど、まずは1冊。その後は書きたいときに書くといいよ。あと、君はプロ若者化、御用若者化してほしくないな。誰とは言わないけど、若者代表枠として使い潰されるヤツっているわけ。メディアとしては便利なのだけどね。若者だなんだを超えて青木くんは青木くんであってほしいな。

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