専門家が警鐘「停戦交渉」が楽観視できない理由 ゼレンスキー大統領が多くの人を動かしている

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また、ウクライナ南部ではロシア軍がクリミアから進攻しており、マリウポリの近くで水陸両用作戦を開始しているという。作戦が展開されている場所はマリウポリから50キロメートル以内の地点だ。

マリウポリは大きな湾港都市であり、ドネツクとルガンスク (ロシア政府はこの2つのウクライナ東部の地域を独立国家だとみなしている)をクリミアとつなぐロシアの地峡の1つだと考えられている。ロシア政府はこのクリミアを2014年に併合した。

ロシア軍は第2の都市にも近づいたもよう

ロシア軍はまた、北側から進攻してキエフに向かって進んでいた。

ウクライナの中心部では、ロシアがウクライナ軍の主力を削ごうとしているようだ。ウクライナ軍主力はドネツクとルガンスクと接するかつての境界線に立って防戦しているのだが、ロシア軍は彼らウクライナ軍主力が首都へ入るのを防ぎ、ポーランドを通して西側同盟国から陸路で支援物資を受け取れないように動いている。

(写真:The New York Times)

ニューヨーク・タイムズが分析した動画や写真によると、ロシア軍は少なくとも一度はウクライナ第2の都市であるハリコフの中心に近づいたようだ。動画にはウクライナ側がロシア軍に向かってロケットを撃ったり、ロシア軍の車両が燃えていたり、ロシア軍がウクライナ軍によって掻き回されている様子が映っていた。

戦争が日々続く中、元コメディアンのゼレンスキー大統領は自分の新たな役目を引き受けた。勇敢さと愛国主義の象徴的存在として、彼は侵略者に対して市民を団結させたのだ。

かつては芸能人としての経歴から「最も"らしくない"大統領」と揶揄されていたゼレンスキー大統領は、ウクライナが思いもしなかった形で必要とするリーダーへと変貌を遂げた。

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