クックパッド新本社に行ってきました!

オープンキッチンでとびっきりのアイデアも

9月に移転したクックパッド新本社のオフィス・エントランス。明るく開放感がある

会社の受付を訪れると、出迎えたのはカボチャの甘い匂い…。今年9月に本社を東京・恵比寿に移転した、料理レシピサイト最大手の「クックパッド」は10月20日、新オフィスを報道陣に公開した。

カボチャ味のクッキーなど、ハロウィン向けレシピをクックパッドの人気女性ユーザーが調理する中、お披露目された新オフィスは、”社員のコミュニケーション強化”がメインテーマだ。社員が自由に使えるオープンキッチンとラウンジを拡充したほか、ゆったりとしたじゅうたん敷きのスペースも新設。より交流しやすい環境を整えた。オフィス設計やデザインを担当した同社ワークプレイスプロデューサーの梶尾俊氏は、「営業やエンジニアなどの部署を超えた交流で、とびっきりのアイデアが出てくるのでは」と今から期待している。

オフィスの入り口はシンプルな作りで、ガラス越しに見えるオープンキッチンがひときわ大きな存在感を放つ。キッチンは社員がいつでも自由に使うことができ、ランチや夕食、終業後のちょっとしたパーティの準備に活用されている。IHクッキングヒーター4基に加え、大型の冷蔵庫も装備。冷蔵庫には、クックパッドがEC事業を展開する産地直送の野菜などが用意されており、社員同士がランチを作ったりするのに使うという。

1998年にレシピ投稿・検索のサービスで事業をスタートしたクックパッドは、主力の有料会員事業が好調に推移。人気のレシピを閲覧したり、保存したりできることが人気を集め、有料会員数は現在140万人を超える。もう一つの柱となる広告事業も、スマートフォン向けが伸長。直近の2014年第1四半期(5~7月期)決算は、単体売上高が前年同期比29.3%増の19億9000万円、単体営業利益が同20.2%増の10億1300万円と、大幅増収増益となった(今2014年12月期は変則8カ月決算)。

 

撮影用にはキッチンスタジオ

撮影用のキッチンスタジオではレシピの動画撮影も行う

クックパッドの場合、有料会員事業と広告事業のほか、キッチン用品などを扱うEC事業などにも本格的に力を入れており、社員数は200人を超えて急増中。移転前の東京都港区のオフィスは3フロアに分かれていたが、「人員増の中で社員同士のより密接なコミュニケーションを実現したい」(堀口育代執行役)と決断。恵比寿ガーデンプレイスタワー12階のワンフロアに集約し、延べ床面積も約1.4倍に広がった。

以前のオフィスにもオープンキッチンとラウンジはあったものの、新オフィスではより一体的な空間になるように設計して広さも約2倍になっている。「社員が料理をする様子が会社の受付からすぐに見える。来客にクックパッドがどんな会社かを、直感的に理解してもらう役割も大きい」(梶尾氏)。

移転を機に、社員用のキッチンのほか、撮影用のキッチンスタジオを新たに2部屋設けた。広告に使う写真の撮影やレシピの動画撮影の機会が増えていることにも対応するためだ。

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