北京五輪が閉幕!中国人が感謝する日本人3人 夏の東京五輪とは打って変わって賞賛が相次ぐ

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実況を担当した国営テレビの著名アナウンサーは、「たとえ頂点に立てなかったとしても、あなたは歴史を刻んだのだから、成功も失敗も笑顔で見届けるべき」とたたえ、中国外交部の華春瑩次官補は「全力を尽くし、自らを超えて、より良い自己を目指す。オリンピック精神に基づいて、これを実践しているからこそ、羽生結弦選手は多くの中国人からも愛されています」とツイートした。

中国人ファンの期待に応える羽生選手

羽生選手は19日にエキシビションのリハーサルでリンクの製氷を手伝い、ボランティアと記念撮影を行った。20日には「春よ来い」のプログラムを演じ、最後に乱入したビンドゥンドゥンとじゃれあったり、中国の柳鑫、金博洋両選手らとパフォーマンスを披露した。同日のウェイボでは、「羽生結弦がビンドゥンドゥンに4Aを飛ばせる」「羽生結弦の春よ来いは美しい」「羽生結弦お姫様抱っこ8.0」と、同選手関連のハッシュタグが上位に並んだ。

メダルには届かなくても、羽生選手は最終日まで大会の主役、目玉として、中国ファンの期待に応え続けたのである。

判定や順位を巡って中国と韓国の関係が泥沼化しているのとは対照的に、中国では北京五輪に彩りを添えた日本人3人への称賛がやまず、中日友好ムードはしばらく続きそうだ。

浦上 早苗 経済ジャーナリスト、法政大学MBA兼任教員(コミュニケーションマネジメント)

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うらがみ さなえ / Sanae Uragami

福岡市出身、早稲田大学政治経済学部卒。西日本新聞社を経て、中国・大連に国費博士留学および少数民族向けの大学で教員。現在は経済分野を中心に執筆編集、海外企業の日本進出における情報発信の助言を手掛ける。近著に『崖っぷち母子 仕事と子育てに詰んで中国へ飛ぶ』(大和書房)『新型コロナVS中国14億人』(小学館新書)。
X: https://twitter.com/sanadi37
公式サイト: https://uragami-sanae.jimdosite.com/

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