「au三太郎」ゲーム世界に入り込むCMが好評の訳 堺雅人がサムライ演じるマクドナルドCMも上位に
箱根駅伝やスペシャルドラマなど、さまざまな特別番組がオンエアされたお正月。新年らしいCMを目にする機会も多かったのではないだろうか。以下、2022年最初のCM好感度調査より上位の顔ぶれを紹介する。
1月前期の作品別CM好感度で総合1位に輝いたのは、KDDI『au』のCMだ。毎年恒例となる元日にスタートした「三太郎」シリーズの新作で、RPG(ロールプレイングゲーム)の世界に入り込んだ三太郎や桃姫(村山輝星)らを描いた。
CMは街角で待ち合わせ中の女性がスマホでRPGをしているシーンに始まり、彼女のスマホ画面に映ったゲームの世界に場面が移り変わる。続けて山道を進む桃太郎(松田翔太)と桃姫が遭遇した熊から逃げる姿や、金太郎(濱田岳)、浦島太郎(桐谷健太)を仲間に加えて鬼退治に向かう様子が実写とCGを融合した映像で描かれていく。
眼前に現れた巨大な鬼に彼らは刀や斧などを使って“こうげき”を開始。すると、離れた場所にいながらも彼らを応援するかぐや姫(有村架純)や織姫(川栄李奈)、乙姫(菜々緒)らの思いが光となり、桃姫が道中で手に入れた“鬼の金棒”に集まる。最後は桃姫がその金棒で鬼を滝壺に沈める様子に「進め!そっちだ!」というコピーを重ね、彼女が三太郎らに笑顔で讃えられるシーンで締めくくった。
「21歳の現役⼤学⽣」の楽曲を使用
ゲームキャラクターのような出演者たちの動作などが特徴的で、モニターからは「RPGっぽい映像がゲーム好きの私に刺さった」「ドラクエみたいで面白かった」などの感想が寄せられた。
なお本作のBGMにはシンガーソングライター・和ぬかの歌うアップテンポなオリジナル楽曲が使用されている。和ぬかは21歳の現役⼤学⽣であること以外は顔も素性も明かしておらず、SNSを中心に活躍する注目のアーティストだ。
CMソングの作曲も和ぬかによるもので、歌詞は「三太郎」シリーズのCMを手がけるクリエーティブディレクター・篠原誠氏が担当。「行き先が決まってる道より 道なき道のほうが たのしい」「にっちもさっちも みんな正解」といった年始にふさわしいポジティブな内容で、モニターからは「新年早々とても元気をもらえるCM」と評価する声も見受けられた。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら