やはり40代半ばの女性、玲子さん(仮名)。5歳ほど年上の男性と映画を見に行きました。「何を観るかはおまかせします」と玲子さんから言ったのですが、男性が選んだ映画がつまらなかったそうです。彼自身も期待はずれだったようで、まだエンドロールが流れている暗いうちに「もう出よう」と、席を立って行ってしまいました。
その時「暗いし、私はヒールを履いているのに気を遣ってくれなかった」「そもそも選んだ映画がひどい」と、デートに後に私に文句を言う。自分が「おまかせする」と言った手前、本人には何も言えずに私に愚痴を言うわけです。 その後、蕎麦を食べに行ったそうなのですが、そこでも彼女が望むようにことが進まなかったようで、「私がエスコートをする必要はない」「蕎麦にもコシがなかった」と愚痴のオンパレード。
10年前とはアドバイスも変わっている
デート代は割り勘か、男性が出すのが当たり前か。30代の女性の多くは割り勘を当然と考えています。場合によっては、「今日は私のほうがいっぱい食べたから」と自分が多めに払ったり、おごったりすることもある。
今の30代バリキャリは、今後40代、50代と「もっと年収を上げていくんだ」という自信があります。男性から見ると、そんな姿はとても尊敬できる存在です。 しかし、40代半ばになると人によって意識が別れるようです。親の影響もあるでしょうし、本人もチヤホヤされた20代をそのまま引きずっているのかもしれません。確かに彼女たちが20代の頃は、男性の意識も違いました。
私も10年ほど前までは男性に対して「女性をお姫様扱いしてください」とアドバイスしていました。しかし、社会状況や経済状況が変われば、男女の関係性もそれぞれの価値観も変わります。
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