恭子さん自身は年収800万円。「恭子さんと夫の収入を合わせて1600万円あればなんとかなるかもしれませんよ」とアドバイスしても、「それじゃあ何のために結婚するのかわからない」との返事。自分も協力して広いマンションを買うなり借りるなりしようという発想には至りません。自分の稼ぎは自分のもの。好きなように働いて、好きなことをしていたいようです。
恭子さんにとって結婚は「夫が面倒見てくれるもの」。その固定観念から抜け出せていないんです。そのため婚活は苦戦中。「恭子さんも生活費を10万円ぐらい入れてはどうですか」と少しずつ説得しながら婚活しています。
「デートで5000円取られた」と苦情
真剣交際に進んだものの、エンゲージリングの相場でモメて破談になった女性もいます。やはり40代半ばの女性でした。彼女は「200万円以上のエンゲージリングがほしい」と希望。お相手の男性は年収1500万円ありますが、堅実な方で「100万円くらいに抑えてほしい」と言う。結局、「ママに相談したら『そんなケチな男、ダメよ』と言うので」とお断りしました。
デート代を絶対に出さない女性もいます。結婚相談所では、1回目のデート代は男性が出しますが、2回目以降はお2人にお任せすることになっています。2回目のデートの食事で、その女性は払うつもりはなかったけれど、形式的に「いくらですか」と聞いたら、2人で1万3000円。男性から「僕が8000円出すから、君は5000円ね」と言われて悔しかったそうです。
あとから私に「デートで5000円取られた」「あの男性、最悪だわ」と文句を言っていました。「そんなふうに言うなら、最初から『ごちそうさまでした』と言えばよかったのでは?」と言うと、それはできないそうです。要は「図々しい」と思われたくないけれど払いたくないんですね。
別の女性は、5回目のデートで男性がお酒をかなり飲んで酔っぱらってしまい、仕方がないから2万円を支払ったそうです。すぐに私に電話をしてきて「これまでは全部おごってもらっていたのに、今回は2万円、私が立て替えました。相手の相談所に連絡して2万円の返金を依頼してもらえませんか?」と言う。
「もともとデート代をすべて男性が出すというルールはないですよ」と言うと、「私のほうが若いし、男がごちそうするのが当たり前ですよね」と主張。結局、そのデートを限りに女性は振られてしまいました。もしかしたら男性は最初から「これでおしまい。最後くらい払ってもらおう」と思って、気が済むまでお酒を飲んだのかもしれません。
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