樫野孝人・神戸リメイクプロジェクト代表(Part5/最終回)--上場企業の社長は、最長6年


 アメリカはエクセレントカンパニーが10~20年で変わりますが、日本は売り上げや時価総額ランキングが何十年も変わっていません。規制が多すぎたり、出る杭は打つというケースがたくさんあります。もちろん悪いことはしてはいけませんが、僕はライブドアの掘江貴文さんのような人をもっと活かすべきだったと思っています。

--政治だけではなく、ベンチャーを叩き潰すような国民性もありますよね。

日本の大学生は大企業に行きますが、アメリカの大学生は優秀な人ほどベンチャーへ行きますからね。ただし、日本でキャリアを積むならば、ベンチャーから行かない方がいいとは思います。

ヒト・モノ・カネ・ITは経営の必須要素。最初はモノなら商社や物流、カネなら金融など、ヒト・モノ・カネ・ITに関する大企業へ行き、スキルをマスターしてから自分で会社を興すのがいいのではないでしょうか。僕の場合もリクルートというヒト要素の会社からスタートしたのがよかったと思います。

--注目の経営者はどなたかいますか。

最近IT系は元気がありませんが、サイバーエージェントの藤田晋さんは興味深いですね。1つ抜けた感じがします。

ワークスアプリケーションズの牧野正幸さんも面白いです。普通は事業計画があってそれに見合う人員計画をするものですが、牧野さんは逆をやっています。他社が人を採らない今、採れるだけ採って、採用した人材に見合う事業計画を作っていますからね。

(撮影:今井康一)

かしの・たかひと
神戸市出身。(株)リクルート入社。人事部門を経て、キャンパスマガジン編集長、アートスペース館長、学生総研所長を歴任。1993年、福岡ドームのコンサルティングチームに参加し、マイケル・ジャクソンやマドンナなどのコンサートやシルク・ド・ソレイユ福岡公演などをプロデュース。その後、(株)メディアファクトリーにて映画制作事業を立ち上げ、「バトル・ロワイヤル」などの製作に関わる。 2000年、株式会社アイ・エム・ジェイの代表取締役社長に就任、01年にはナスダック・ジャパンに株式上場を果たす。 連結グループ16社、売上高186億円、従業員数800名の国内最大手のWEBサイト制作企業に成長させる。 09年(株)IMJを退任し、神戸市長選に立候補。15万6178票を獲得するも現職の矢田立郎神戸市長に惜敗。現在、「NANA」「ゼロの焦点」などを制作したIMJエンタテインメント取締役会長、(株)オウケイウェイヴ、(株)コンテンツ、(株)ネットオンの社外取締役のほか、カナリア書房のアドバイザリーボードも務める。 神戸リメイクプロジェクト代表。神戸ひとマガジン「裕ちゃんを探せ!」編集長。

■CEOへの道は、エグゼクティブ向けの人材会社・経営者JP主催のセミナー「トークライブ・経営者の条件」との連動企画です。
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