樫野孝人・神戸リメイクプロジェクト代表(Part5/最終回)--上場企業の社長は、最長6年


--IMJ時代に提携していた楽天の三木谷さんはどんな方ですか。

三木谷さんほど硬軟両方できる人は少ないと思います。

カリスマ型のトップダウンで軍隊のように徹底する力がある一方、大先輩の経営者に対しての対応もうまい。生意気で上の人と組めないカリスマが多い中、上下関係が非常に上手な方ですよね。

加えて、楽天ビジネスはプラットフォーム型だから三木谷さんのようなカリスマ徹底型が非常にフィットしていますね。ヒト依存型やクリエーティブ型といった個人の力が必要とされるビジネスだと、また違うんでしょうけど。

楽天は三木谷さんの天才性によるところが大きい。インターネット企業でありながらインターネット的ではない経営だと思います。ここまで勝つと人材も集まってくるので強いと思いますが、後継者選びは難しいでしょうね(笑)。

--今の時代、どういう経営者が生き抜いていけると思いますか。

2種類あると思います。1つは、三木谷さんや孫さん、アップルのスティーブ・ジョブズCEOのようにプラットフォームを作って商売をやり、その代でものすごく成長するというパターン。

もう1つは、リクルート創業者の江副浩正さんのように、後継者にバトンタッチできるような仕組みや、組織の中で新しい才能が育つ仕組みを作れる「時計を作る人」。江副さんタイプは日本にけっこういるような気がするのですが、タガをはめているのが政治だと思います。そこを解き放てば日本の政治や経済はもっとよくなるのではないでしょうか。

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10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

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