ダイバーシティプロジェクトを推進し、女性を支援するトヨタ自動車


制度を利用しキャリアを磨く女性社員

 実際に各種制度を利用した宮本有紀子さんは、営業企画部第2商品計画室の主任だ。
1998年に入社し、国内向け自動車の商品企画を担当。02年に結婚し、03年に第1子を出産した。折しも事業所内託児所が開設したことから、第1子が入所。05年には夫がベルギーへ転勤し、いったん退職した。07年に第2子を出産、帰国した後、プロキャリアカムバック制度を利用し、営業企画部に再雇用された。

プロキャリアカムバック制度は、事務・技能職の準指導職以上が対象者で、退職事由は(1)配偶者の転勤、(2)介護に限られている。原則として退職前の部署に復帰できるようになっている。

現在は、第1子が小学校に入学したことを機に、在宅勤務制度を利用している。

「第1子は託児所に入り、その後、在宅勤務制度で仕事と子育てを両立しています。いろんな制度をいいタイミングで利用できたことはラッキーだったと思いますし、とても恵まれた環境にあると実感しています」(宮本主任)。

仕事と家庭を両立する支援策によって、働き方にさまざまな選択肢があることで、仕事に対する意欲を高めた宮本主任。各種の制度があることで、結婚や出産、育児などについて若い世代が抱える将来への不安も少しは和らいでいるのではないかと感じている。

技能職向けの制度の充実が課題

同社は07年に人材開発部にキャリア・ライフデザイン室を新設し、各種制度の充実を目指している。メンバーは20~60代の男女約20名で、うち6名がダイバーシティに対応する。08年4月からは、両立支援制度を改定。柔軟性の拡大を図った。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型ジムニー買っちゃった
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • 最新の週刊東洋経済
  • カラダとおカネのよもやま話
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
地方反撃 <br>「稼ぐ街」は何が違うのか

政府が地方創生を掲げてから4年半。地方の人口減は止まらず、地方経済は衰退している。地方創生には何が必要か?地域活性化に成功している街を徹底的に分析、再生のための具体的な処方箋を探る。自治体や街づくりの関係者にはアイデア満載の特集。