足が電気で動く、夢の"脱車椅子"技術 電気刺激の強さで歩幅を調整
研究者らは、ラットが脚を上げる高さと電気刺激の周波数の間に直接的な関連性を発見した。この知見を適用し障害物に向かって歩くように、個体ラットの歩幅を調整した。「私達は動物の動きをリアルタイムで監視する技術を開発しました。この監視から刺激のパラメーターを様々な精度に調整し、完全に麻痺していたラットが自然に歩行できるだけでなく、階段も登れるように歩幅を調整しました」。
クールティーヌ氏のチームによる2012年の研究は、細胞結合剤と今回と同様の電気刺激を与え麻痺したラットの歩行を確認した。今回の違いは、あらゆる意識的な行動なしにラットを歩行させることができたことである。
2015年夏にはヒトの臨床実験
ヒトへの臨床実験は、近くにあるローレンス大学病院に特別に用意した歩行用の施設で来年の夏に行われる。
最終的なクールティーヌ氏とそのチームの目標は、脳から脊髄への信号を直接解読し、麻痺した人が再び歩けるようになることである。
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