逆転の発想、「絶対盗めない自転車」 <動画>チリの学生が考えた驚きの仕組み

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盗もうとすれば壊れてしまう自転車

3人のチリ人の学生が、自転車盗難の被害に遭った後、まったく新しい、「盗むことができない自転車」の製作に着手した。

彼らはこれをヤーカプロジェクトと呼んでおり、その自転車は、ある仕組みによって盗まれずに済むのだという。その詳細をみていこう。

動かないものに固定をする

あなた自身には自転車を盗まれた経験がないとしても、盗まれた知人はいるのではないだろうか。

これは、チリの首都、サンティアゴのような大きな都市では共通する問題だ。しかし、サンティアゴの3人の学生が、ついに盗むことができない自転車を制作した。カリストバル・カベロ氏と、彼の友人は、これをヤーカプロジェクトと呼んでいる。

土木工学を学ぶ学生であり、安全な自転車の発明を行っているカベロ氏は言う。「基本的には、街灯や木やフェンスに自転車を固定します。次に、この部分の下の方を開きます。パーツを開き、木やフェンスや自転車置場にもたれさせます。その後、サドルを引き抜きます。この2つのパーツに通していくと、下のパーツにもうまく刺さります」。

彼らは、自分たちの自転車を複数回盗まれて、このアイデアを思いついた。ヤーカプロジェクトのベースとなっているアイデアは、鍵を破壊してしまうと自転車が使えなくなる、というもの。盗んだところで、自転車として使えないのであれば、盗む意味がない。このシンプルな理由のために、「盗まれない自転車」になるのだ。

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