一大産地が被害、どうなる"レタス価格"

全国の27%を生産する川上村で雹害

川上村のレタス畑の様子。標高が高い農地で深刻な雹害があった

全国的な天候不順の影響により、このところ野菜の品薄、高価格が続いている。なかでも、日本第一のレタス生産地、川上村(長野県南佐久郡)では、8月下旬に降った雹によって大きなダメージを受けているという。

川上村は「レタス王国」とも呼ばれる有名なレタス産地だ。2012年の農林水産省によるデータでは、全国のレタス収穫量(夏秋レタス)27万8800トンのうち、7万6400トンと27%を生産している。また、人口の7割が農業に従事しており、世帯あたりの年商が2500万円の「奇跡の村」としても、話題となったことがある。地元のゆるキャラ「レタ助」は、レタスと、原産の和犬「川上犬」をモチーフにしたものだ。

農業後継率は100%

元気な高齢者が多いことも川上村の自慢だ。2012年の厚生労働省のデータによると、一人あたりの医療費が低い市町村として、全国5位に名を連ねる。「現在100歳超の方が2人います。みなさん生涯現役で働きます」(川上村役場産業建設課・農政兼林務係長の井出智博さん)。

農業につきものの「後継者問題」も、川上村については無縁だ。農業後継率は100%。遊休地がないので、いわゆるIターンなどの希望者も多いものの、受け入れられない状況だそうだ。

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