UUUMはこの先どこへ向かう?CFOを直撃した 「専属縮小」の大胆な方針転換で目指す再成長
単なるマネジメント会社から脱却
――約300組いる専属ユーチューバーの半数を、よりライトな契約形態であるネットワーク契約に切り替えると発表しました。
(ユーチューバーをはじめ)インフルエンサーという存在が世間に認知され当たり前になる中で、タイアップ広告などの案件は以前と異なり、個人でも十分任せてもらえるようになってきた。
すると今後は、企業として個人ではできない領域をどうサポートするかが重要になる。単なるマネジメント会社から、クリエーターのビジネスをサポートする会社に変化しなければならない。
UUUMは「クリエーターをサポートする会社」と認知されてきた。それ自体はこれからも変わらないが、その内容を「UUUMでなければできないサポート」にしていきたい。
――現状はそれができていないと。
今までは専属クリエーターが約300組いたため、社内リソースが分散していた。この人数を半分にすることで、誰に対しても似通っていたサポート内容にメリハリを利かせ、必要なものだけを提供していこうと。
もちろん、専属でなくなる人とも縁が切れるわけではない。ネットワーク契約になればマネージャーがつかないなどサポート範囲は縮小するが、(UUUMが徴収する)手数料の負担も少なくなる。
一部のクリエーターにとっては必要のないサポートもあったと思う。「(ネットワーク契約のほうが)むしろ嬉しい」という人もいるだろう。
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