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社会人10年目「痛い中堅」にならないための心構え 行動を伴わない指摘はただの「愚痴」である

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  • 河野 英太郎 株式会社アイデミー取締役執行役員COO 株式会社Eight Arrows代表取締役 グロービス経営大学院客員准教授
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20数年と言えば長いようですが、アメリカの大統領で言えばブッシュさんとオバマさんで16年。トランプさんを加えて20年です。たった3代です。

今この時点で一流企業だと思っていても、バイデンさんの次の次のアメリカ大統領が任期を終える頃には、この世からなくなっているわけです。

今とるべき行動をとらず、やりたいことを我慢して謎の「ブランド」なるものにこだわるのは自由です。しかし、数年後「そのブランドは消滅しました」ということは普通にあることです。これほど残念なことはありません。

また、将来にわたって今の所属企業はブランドを維持しているかどうか、を考えることも意味がありません。それは来年の天気を考えるようなものです。

いま、やるべきことに集中するのが、最も着実な行動でしょう。

悩み3:今までのキャリアは社命に従って生きてきた。それでいいのだろうか

一方的な社命も自分の可能性を広げる機会にする。

日本の伝統組織の「定期異動」には問題があります。本来キャリアは本人の意思で築くものだと考えているからです。

しかし、ジェネラリスト育成のための人事異動をベースとする今の所属会社からそう簡単に離脱できるわけではないし、会社がすぐに変わるとも限らない、という現実もあると思います。

そんな場合には、一方的とも思える社命を「可能性を広げる機会」と考えてはいかがでしょうか。

これは、仕事を通じた発見ではないのですが、私が学生時代経験した、自らの可能性を発見したエピソードです。

学生時代、いわゆる体育会系の水泳部に所属して、四六時中水泳のことばかり考えていた時期がありました。

そんな生活が始まった頃のことです。当時は私の専門種目は自由形短距離でした。なぜその種目を選んだか、というと自分がやりたいからという理由が強く、ほかの種目も試してみたものの、前提が「自由形短距離をやりたい」という気持ちからの出発でしたので、真剣に取り組むことはありませんでした。

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【ある先輩からのアドバイス】

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