日テレが3冠王にまっしぐら、そのワケは?

「4月改編」で明暗が分かれたテレビ局決算

長寿番組の『笑っていいとも!』が終了、視聴率低迷が続くフジテレビ(写真はフジ本社。撮影:今井康一)

一方、視聴率低迷が続くのが、フジテレビ。地上波放送のスポット広告収入は前期比0.6%増と、ほぼ横ばいの288.4億万円。通期で前期比7.8%増の340億円を見込む、フジ・メディアHDの営業利益は、第1四半期で15.7%減の66.7億円だった。

また、4~6月の地上波放送のスポット広告収入が、在京民放キー局の中で唯一、前期比マイナスとなったのが、東京放送HD(TBS)だ。第1四半期決算は売上高も営業利益も振るわない。売上高が前期比0.6%減の851.2億万円、営業利益が39.2%減の26.8億円となった。

明暗を分けたのは4月の番組改編

結局、各局で第1四半期の明暗を分けたのは、4月の番組改編である。平日朝の帯番組である『朝ズバッ!』と『はなまるマーケット』を、『あさチャン!』『いっぷく!』に改編したのがTBS。平日昼の帯番組『笑っていいとも!』を、『バイキング』に変えたのがフジテレビだ。

テレビ朝日は、平日昼のトーク番組『徹子の部屋』を正午スタートに変更し、その前後に情報番組『ワイドスクランブル』を2部構成でスタートするという、大改編を行った。一方で、大きな改編を行わず、視聴習慣のついた視聴者を確実に保持し、安定した高視聴率を維持する、日本テレビが独り勝ちしている。番組改編の巧拙が業績に如実に反映された決算だった。

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