自動車評論家がトラックで見た「砂漠の空」の衝撃 旅先で見てきた脳裏に今も過ぎる思い出の空

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セーヌ河と美しい橋を中心に、まだ静寂に包まれたパリが広角に捉えられ、少し靄に包まれたような優しく優美な表情を見せるのだ。

ここには4回行ったが、3回めと4回めはひとりで行った。日の出の1時間半ほど前に目覚しをかけて……。その価値は十分あった。

最近もっとも多い旅の目的地はハワイ。ホテルは海に面した角部屋をとり、テラスのデッキチェアで多くの時間を過ごす。僕も家内も寝坊なので、朝焼けは見ないが、夕焼けと星空はタップリ楽しむ。

インターナショナルマーケットの跡地に建てられたビル、その屋上のレストランもいい。ワイキキの直近にありながら、きらびやかな灯りも喧騒も届かない。星空を見上げながら静かなディナーが楽しめる。

自然が演じるドラマ

ハワイ島で見た星空にも我を忘れたが、マウイ島東端のハナ村にある「ホテル・ハナマウイ」……その海に面したコテージから眺めたドラマも忘れられない。

自然が演じるドラマはなににもまして心に響く。中でも、朝焼け、夕焼け、そして星空が演じるドラマはもっとも壮大だ。

砂漠の一人旅はもう無理。でも、旅はまだまだ続けたいし、ドラマチックな空ももっともっと見たい。来年初夏頃には海外に出られるだろうと予想(期待)しているが、ぜひそうなってほしいものだ。

(文:岡崎宏司)

岡崎宏司/自動車ジャーナリスト
1940年生まれ。本名は「ひろし」だが、ペンネームは「こうじ」と読む。青山学院大学を経て、日本大学芸術学部放送学科卒業。放送作家を志すも好きな自動車から離れられず自動車ジャーナリストに。メーカーの車両開発やデザイン等のアドバイザー、省庁の各種委員を歴任。自動車ジャーナリストの岡崎五朗氏は長男。
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