全国消費者物価指数1年半ぶりにプラス圏に浮上 電気代などエネルギー価格が全体を押し上げる

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エコノミストの見方

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の戸内修自シニアマーケットエコノミスト:

  • 基本的にエネルギー主導。原油を含め商品市況が上がってきており、エネルギーが時差を伴って今後も上昇し、寄与も拡大するだろう
  • ただ物価の基調については消費がどの程度上がってくるか不透明。エネルギーなどにより所得以上に物価が上がると消費が減退し、物価にはかえってマイナスの影響を及ぼす可能性がある
  • 今日の発表をもって、物価が徐々に上昇していくという日銀の見方が変わることはないだろう

詳細(総務省の説明)

  • 生鮮食品除く食料の上昇幅(前年同月比0.6%上昇)が前月から拡大したのは、調理カレーと牛肉・豚肉の輸入品が値上がりしたため
  • 生鮮食品はレタスを中心に生鮮野菜が上昇。レタスは9月の天候不順の影響で85.5%の大幅上昇
  • 消費者物価は生鮮食品とエネルギー、携帯電話などの政策要因を除くと上昇基調にあるが、上昇幅自体は前月から大きく変わっていない

(詳細とエコノミストコメントを追加して更新しました)

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著者:伊藤純夫

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