朗報!「視力補正ディスプレイ」の破壊力 <動画>メガネには無理な高次収差の補正も
米国の研究者たちが、ディスプレイがユーザーの視力に適合することを可能にする技術を開発している。この科学者たちは、光を精細に調整するアルゴリズムと光を屈折させるピンホールフィルムを結びつけることで、この画面が画面を見るための眼鏡やコンタクトレンズを不要にすることを期待している。いったい、どのような技術なのか、詳しく見ていこう。
地球の多くの人々の生活を変える可能性
カリフォルニア州バークレーにある暗い研究室では、ブライアン・バースキー教授が、地球上の大多数の人間に大きなインパクトを与える可能性のある試作品の実験を行っている。
研究室に設置されたカメラと一連のレンズは、人間の遠視をシミュレーションするように設定されている。すべてが計画通り進めば、テーブルの端にある画面が視力の問題を補正するよう調整されるはずである。
数秒のうちに、すべての物がはっきり見えるようになる。
コンピュータサイエンスと検眼の専門家であるバースキー教授は次のように述べている。「この新機軸は既存の考えに囚われずに考えたことにより生まれた。矯正用眼鏡の代わりに、ユーザーの視力の問題に適合するようプログラムされた、携帯情報端末やコンピューター機器用の画面をなぜ設計しないのか、ということだ。私たちは表示される像に修正を加えることにより、見る者の目に存在する特定の収差を補正しようとしている」。