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ヒロシマがあぶり出す密集地の巨大リスク 専門家は「3・11より深刻」と危機感

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大量の粘り気の強い土が堆積。捜索活動は難航している

全島避難を経験した噴火災害後に再び山が観光地化された伊豆大島も、津波の歴史を埋もれさせるように沿岸部の開発が進んだ東北の被災地も、経緯をたどれば似たようなものだ。

しかし、今回の広島は、圧倒的に集住の密度が高い。これだけ都市型災害のリスクが痛烈にあぶり出されたのは、阪神・淡路大震災の神戸以来、あっただろうか。

都市の弱さを露呈

「3・11より深刻だ」

防災研究の第一人者であるひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長の室崎益輝・神戸大学名誉教授は8月23日、名古屋大学での減災シンポジウム後、筆者の取材にこう答えた。

「神戸、東北を経験して、われわれは何をやってきたのかと問わざるを得ない。いくら科学技術を高度化しても、本当の役に立っているのか。開発の問題など、起きてからではいくらでも言える。さまざまな情報がありながら、それを生かすことができないのが問題だ。根本的な都市の防災力の弱さ、本当の危険を認識できない人間の弱さが、今回の広島では東北以上に露わになったと感じる」

こうした猛省を口にしながら、「あらためて一人一人の安全に対する認識と、地域の人のつながり、信頼関係を再確認してほしい」と室崎名誉教授は訴えた。

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