「何をやっても続かない人」が言いがちな言葉4つ その口癖がやる気を失わせているかもしれない
私が長年のメンタルコーチングを通して確信している答えは、「言葉遣い」を変えれば、着実に好転していくということです。実際に、これまで徹底した「言葉遣い」に対する指導によって、受講者がオリンピックで金メダル獲得や全国技能五輪で2年連続優勝など、さまざまな成果を残すことができています。
例えば、目標を立てるときに「〜したい」と願望を口にすることもあるかもしれません。これは、本気で達成しようとする物事がある時にモチベーションを削いでしまうマイナス言葉なのです。
どのように改善していけばいいのか。この記事では、「マイナスの言葉」からメンタルを安定に導く「プラス言葉」への言い換えをご紹介しています。よくやりがちな4つシチュエーションを例にして、やりがちな口癖とその対処法をお教えいたします。
実は「あきらめの感情」が入っている
① 「〜したい」
「〜したい」という言葉は責任やプレッシャーから解放させる役割があるため、夢や願望を描くときには必要かもしれません。
しかし、その一方であきらめの感情も入ってしまっているのです。「できれば」という裏には「条件が整ったら……」、「努力したい」という裏には「努力はするが……」といった〝言い訳〞が隠れてしまっています。そこで、「〜したい」という言葉は「〜する」「〜できている」と言い換えていただきたいのです。
実は、脳は「〜する」や「〜できている」という断定・進行形の言葉にだまされてしまい、そのことを勝手に実現しようとする性質があります。ですから、本気で物事に取り組みたい時には「できる」という断定の形、もしくは「できている」という進行形の言葉が有効です。
「できたらいい」は「できる」に。「努力したい」は「努力する」に変換しましょう。そうすることで、脳は錯覚を起こして、「そうなんだ」「そうなるんだ」と思い込み実現しようとします。「〜したい」と「〜する」には言葉以上の差があるのです。
② 「(やりたいことは)密かに始めよう」
やりたいことを口にしないということは、それを誰も知らないということです。結局、誰もサポートも応援もできない状態ですね。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら