高額でも人気、鉄道イベント「有料化」は広がるか マニアックな内容でファン増やし、利益も生む
JR東日本横浜支社は9月2日、2つの鉄道イベントの開催を発表した。車両基地内の見学や撮影会の参加者を募集するものだったが、その内容に多くの鉄道ファンが注目した。
「発見!車両センターの仕事をのぞいてみよう!in鎌倉車両センター」「相模線新旧車両撮影会in国府津車両センター」を販売いたします!!
注目を集めたのは中身もさることながら「販売」という点だ。価格は鎌倉車両センターのイベントが1組(親子2人)1万3500円、国府津車両センターのほうは8000円と、けっこうなお値段である。
値段は張るが人気呼び完売
鎌倉車両センターでのイベント内容は洗浄車両への乗車体験、運転台操作・検査体験、車両ジャッキアップ見学、車両撮影会とオリジナル缶バッジの作成、パンタグラフの検査体験と盛りだくさん。対象は3歳以上12歳以下の子どもと保護者の親子2人1組で、午前の部・午後の部と分かれ、各15組が参加できる。国府津車両センターのほうは、相模線で現在運行中の205系や新車のE131系を並べるというもので、対象は18歳以上。こちらも午前の部と午後の部に分かれ、各15人を募集した。
これらのイベントは、JR東日本のショッピングサイト「JRE MALL」で販売し、いずれも9月21日時点で完売している。
従来、車両基地の公開や、一般向けの車両撮影会は、ファンサービスとして無料で行われることが多かったが、上記の例に限らず最近は有料の鉄道イベントを各社が開いている。なぜ、有料イベントが目立つようになったのだろうか。
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