容疑者とトランプ。緊張感ないとは言い切れないが、聞いたことはない《東京地検定例会見》
--朝日新聞の社説で、郵便不正事件に関連して、検事が勾留中の容疑者とトランプをしていたことについて触れ、「緊張感のない行為」だと論じているがどう認識しているか。
大鶴基成次席検事: トランプをするというのは、あまり聞いたことがないが、緊張感がないというふうに一概に言えない。人間関係をつくるということもある。一般的に不合理な点があって追及だけしていても、取り調べにならない。
「検事さんはこういうところもあるんだ」とお互いに分かって話しましょう、ということもありうる。直接取り調べに関係ないことが話題になっているからといって、緊張感がないということではない。
ただ、トランプをやるという話はあまり聞かない。
--トランプは取り調べがほとんど終わった後にやっているようだが。被疑者は早く帰してほしいと言っていたそうだが。
大鶴次席検事: 事実関係が分からないのでコメントできない。
--定例記者会見は2回目だが、記者会見を開くのは最高検からの要請と聞いているが
大鶴次席検事: 指示があったということでない。そういうふうにしたらという話。
--記者会見は録音を禁止しているが、事実関係を誤認する可能性もある。録音はダメか。
大鶴次席検事: 第1回目に説明したように考えている(=許可できない)。数字については間違いがないように資料を配る。
(武政 秀明 =東洋経済オンライン)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら