白血病治療と娘の中学受験が重なった母の大奮闘 必要なのは家庭教師ではなく「コンサルタント」

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やる気を出し始めたタイミングに、母親の長期入院が決まった。

「私が勉強サポートしなくなったら、成績維持するのは難しいだろうな」

そう思うのには理由があった。

私に伴走してもらいながら勉強することを好む長女が、学習計画通りに1人で勉強するのは難しいはずだ。長女が特殊なのではない。小学校5年生の子どもが、自分で計画を立て勉強すること自体ハードルが高過ぎる。

テストの成績を左右するのはやはり親のサポート

母親とやるべきことを決め、それに沿って勉強することはできる。でも、計画づくりまで任され、さらに学習中に親に質問ができなくなるのは致命的だった。

そもそもS塾は、親の学習サポートを前提としている。そして、S塾のテキストは、構成が複雑なので管理も難しい。通塾自体ハードルが高いS塾。でも、母親が入院中に大きく環境を変えると娘は混乱するだろうし、私も状況が把握できなくなると判断し、塾は変えないことにした。

S塾に通い続ける前提で予想される課題を整理し、できる限りの代替案を考えることにした。

①S塾の膨大かつ複雑な構成のテキスト管理
②塾の宿題や問題集の答え合わせ
③点数のぶれが一番大きかった算数の対策

①の「テキスト管理に」ついては、長女自らがテキストを整理するよう、管理方法を教えた。100円ショップで手に入る紙ボックスの活用等、なるべく具体的なやり方を電話で伝えるようにした。

②の「答え合わせ」については、算数と理科の宿題や問題集の丸つけは自分で行い、その他の漢字や社会の暗記物などについては、私の母に頼ることにした。

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