ワゴンRスマイル担う対ムーヴキャンバスの役割 1万台差でダイハツに負けた「軽NO.1」奪還へ

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そこでスズキは、ワゴンRスマイルのデザインテーマを「わたしらしく乗れるスライドドアワゴン『マイスタイル マイワゴン』」に設定。エクステリアは四角いボディフォルムに丸目ヘッドランプを組み合わせることにより、シンプルで可愛らしい印象のデザインとした。

ボディカラーは、2トーンカラー8色とモノトーンカラー4色の合計12通りを用意。自分らしさを多様に表現できるアレンジ要素として、オリジナル専用アクセサリーによる、「ブリティッシュスタイル」「カリフォルニアスタイル」「エレガントスタイル」「モダンスタイル」の4つのコーディネートも提案されているなど、“自分だけのスタイル”を選べるようになっている。

女性を意識した外観やカラーラインナップで発売されたムーヴキャンバスに対し、ワゴンRスマイルは、女性を意識したデザインでありながらも「パーソナルユースはもちろん、ファミリーユースにも使える丁度よいサイズの軽ワゴン」として、男性でも選びやすいカラーやコーディネートを提案したという。

一方で、インテリアは柔らかな造形だ。

「ネイビーパール」のインテリア(写真:スズキ)

インストルメントパネルは「アイボリーパール」と「ネイビーパール」の2種類から選択可能なインパネカラーパネルとカッパーゴールドのアクセントを組み合わされ、落ち着いた空間を演出。

また、室内高を従来のワゴンRより65mm拡大し、後席には600mmの開口幅と345mmのリヤステップ地上高のスライドドアを採用するなど、乗降性が追求されている。

ライバルにないハイブリッドを搭載

ワゴンRスマイルで、もう1つ忘れてはいけないポイントは、ハイブリッドモデルが設定されたことである。

とは言っても、これまでのワゴンRにもハイブリッドモデルはラインナップされていたため、新しい技術というわけではない。しかし、ムーヴキャンバスにはハイブリッドモデルは設定されておらず、ライバルとのアドバンテージになるだろう。

グレード構成は「G」「HYBRID S」「HYBRID X」の3種類。エンジンは、全車に最高出力36kW(49PS)/6500rpm、最大トルク58Nm(5.9kgfm)/5000rpmを発揮する直列3気筒 DOHC12バルブのR06D型が搭載される。

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