元東大王が教える「覚えにくいものを暗記する」技 「紐付け」によって労力や時間をぐっと減らせる

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今年4月に東京大学を卒業した鈴木光氏がオススメする暗記法を解説します(写真:Mai/PIXTA)
東京大学のトップクラスの学生は、いったいどのように勉強しているのでしょうか。クイズ番組「東大王」で活躍し、今年3月に東大法学部を「成績優秀者」として卒業した鈴木光氏が行っていた、誰でも実践でき、確実に結果を出すための「暗記」のテクニックについて紹介します。
※本稿は鈴木氏の著書『夢を叶えるための勉強法』から一部抜粋・再構成したものです。
前回:元東大王が実践「2日で400語暗記する」5つのコツ

「なぜ?」を考え、理屈によって紐付ける

前回は暗記の基本テクニックについて紹介しましたが、ここからは、さらに便利な暗記方法を紹介していきます。暗記の労力や時間をぐっと減らせるので、基本テクニックが分かったうえでこちらを使っていただくと、すごくスムーズなインプットの実現につながると思います。

まず、何かを覚えるときには「なぜ?」を考えるようにしましょう。理屈がある事柄は、背景まで考えてから覚えるとすんなりと思い出しやすいからです。どの科目でも「理屈による紐付け」というのはできます。社会でも理科でも英語でも、使える科目・使える局面はいくらでもあります。

具体的に見ていきましょう。まずは社会の地理。中学受験の地理では、「各都道府県でたくさん生産される農産物を答える」という問題があります。例えば、青森県なら「リンゴ」、愛媛県なら「ミカン」、山梨県なら「ブドウ」というのが答えになります。

都道府県ごとによく作られる農産物をただただ暗記するのはなかなか厳しいですよね。なにせ47都道府県もあるのですから。そこで使えるのが理屈と一緒に覚えるというテクニックです。

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