引退後もさらに挑戦「五郎丸歩」強い精神の作り方 ネガティブだった意識が変わった瞬間とは?

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ラグビーというスポーツのすばらしさを日本に広めたスーパープレーヤー・五郎丸 歩さんに、アスリート人生で得た不屈の精神の作り方を伺いました。そして、現役引退後の新たなチャレンジとは? (写真:トヨダリョウ)
この記事の画像を見る(7枚)
日本のスポーツシーンに活気を与えたラガーマンとして、ファン以外にも多くの人に強い印象を残した五郎丸歩さん。35年のアスリート人生において、ジャパンラグビートップリーグではヤマハ発動機ジュビロの一員としてプレーし、2015年のW杯イングランド大会ではバイスキャプテンを務め、強豪の南アフリカチームを破る快挙を支えた名プレーヤーです。
2020年末に惜しまれつつも現役を引退しましたが、今後の動向になお注目が集まるホットな人物。現在は2022年1月に開幕する新リーグに向け、マネジメントサイドからラグビーの新たな可能性を広げる活動を始めているとのこと。まだまだ飽くなきトライを続ける五郎丸さんに、困難に打ち勝つ秘訣などを伺いました。
(文:長谷川 剛〈TRS〉 スタイリング:久保コウヘイ ヘアメイク:清水恵美子)

大事なのは、心の中を整理しておくこと

──五郎丸さんの現役時代の活躍において、多くの人が記憶している得点のシーン。ゴールキックの成功率は、実に81.5%(2014年度)という高い成功率をたたき出していましたが、そのために具体的にはどんな取り組みをしていましたか?

本記事はLEON.JPの提供記事です

五郎丸:キックの練習は日々続けていましたが、特別なメニューを導入していたわけではありません。

ただ、キックのときに留意するすべての事柄を整理しておくように心掛けていました。整理が行き届いていないと、急に不安にかられることがあるから。大事な瞬間に精神を乱さないための準備はしっかりしていました。

次ページその取り組みを意識したのは大学1年生
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事