「ハワイのマキさん」期間限定店舗が超人気のワケ 現地でしか入手できない商品を空輸した「決意」

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店舗ではマキさんプロデュースのハワイ限定‟日焼けスヌーピー”のグッズも買える(撮影:今井康一)

会場は小ぶりな店舗ほどのスペースだが、一歩中に入ると日常とは異なる空間へと導かれる。

ただ、非日常感がある中にも心安らげる気がするのは、日本人にとって身近な外国、ハワイだからなのだろうか。マキさんによると「私の自宅の雰囲気そのままです」とのこと。ハワイのマキさん宅と同じインテリアを用いたり、大好きな色であるターコイズブルーをあしらって、落ち着く空間をつくりだしているのだそうだ。

ハワイを毎年のように訪れるほどのハワイファンにとっては、旅行の開放感とともに懐かしさも感じられることだろう。

イベントで扱う商品はすべて空輸で調達

今回マキさんのプロデュースで紹介される商品はバッグや衣料、コスメ、クッキーなど11ブランド。いずれもハワイのブランドで、今回のイベントでしか手に入らない限定グッズも販売される。

限られたスペースで密をつくらず安全に開催するため、イベントに並ぶ行列が30名を超えた場合は整理券で対応。また会場に足を運べなかった人も購入できるよう、大部分の商品がオンラインでも販売される。こちらも店舗と同じく16日11時にオープンしたオンラインストアでは、開始20分で「THE COOKIE CORNER」が完売。その他「MYLAN」や「at Dawn O’AHU」の限定商品も開始30分を待たずに完売するほどの人気となった。

マキさんが力を込めたのは、「ハワイの空気と、現地のジャパンラバーズ(親日家)の思いをそのままに届けること」だったという。

「日本のハワイラバー(親ハワイ)人口もすごく多いのですが、ハワイの人も非常に親日的です。コロナで日本からの旅行者が絶えているので『いつ戻ってきてくれるの?』と、心待ちにしています。本当に、日本とハワイは相思相愛。今は互いに会えないけれど、せめてその気持ちを伝える懸け橋になりたいと思っています」(マキさん)

今回のイベントで初めて日本に上陸した「THE COOKIE CORNER」(撮影:今井康一)

そのため第一に、イベントで扱う商品はすべて空輸で調達している。ハワイでしか入手できない商品をそろえ、リアルハワイを伝えるというこだわりのゆえだ。中でも「THE COOKIE CORNER」は創業30年にして初めて日本に上陸するクッキーで、マキさん自身がベーカリーの店主から「必ずフレッシュな状態で販売してほしい」と条件をつけられ、出品できることになったものだという。

フレッシュさを保つため、イベント期間中週に1度はハワイから空輸されるそうだ。味わってみると確かに、素材を活かした素朴な味わいで、人工的な雑味がない。新鮮さが重要なクッキーであることがわかる。

また現地の人々の思いを伝えるのが、今回の目玉の1つである「ガチャガチャ」だ。1万6500円以上購入したら1回試すことができ、またハズレがないので必ず何か受け取ることができる。マキさんが選んだギフトセットのほか、コスメ用品、高級ホテルの宿泊券やレストランの食事券など豪華プレゼントが当たる可能性もある。

「この景品も、ハワイエアラインや各ホテルなど、みんなが『日本のために』と提供してくれたもの。思いがこもっています」

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