東京圏、青春18きっぷ使って「うずまき」乗り歩き

1日だけでJR線を500km、朝から晩まで鉄道三昧

東京都心を循環する最重要路線が山手線。1周34.5kmをたどると数多くの路線と並び、それら各線の列車 と出合う(写真:仲井裕一)
鉄道ジャーナル社の協力を得て、『鉄道ジャーナル』2021年9月号「東京圏JR線500kmうずまき乗り歩き」を再構成し、山手線、武蔵野線、南武線など累計163kmを乗り継いだ記事を掲載します。

「青春18きっぷ」を使ったら1日で東京圏をどの程度巡れるのか。山手線1周は必須、武蔵野線は全線踏破してみたいと組み立ててゆき、ベースのルートが描けたら鶴見線はどうか、湘南新宿ラインで山手貨物線から見たら……と枝葉を調整すると460kmを超えるコースができた。ひたすら乗る13時間だったが各線の多彩な表情に触れることができた。

東京駅から山手線外回りを1周

東京7:01→東京8:09 乗車距離34.5km

朝7時のJR東京駅。山手線外回り品川・渋谷方面の電車は4〜6分間隔でやってくる。あと30分もすれば3分間隔となる。現在の山手線電車はE235系。まずは7時01分発の電車で、山手線1周34.5kmに踏み出す。

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11両の中では車両による差もあろうが、混雑とは言えない。E235系の一大特徴である荷棚上の3連画面の動画広告も、座席前の立客に塞がれずによく見える。他の電車では中吊りの中の綾瀬はるかや渡辺直美が、大きな画面の中で躍動している。新橋から田町まで下車が続いて空席も生まれた。ただし高輪ゲートウェイ駅については、開発中の空白地帯であり、動きはきわめて小さかった。

品川で乗客が入れ替わると再び立客が現れ、通勤の流れが実感できる。山手線一周の運行上の起点駅として約1分の停車時間があった大崎では出庫電車が待機していたが、渋谷、新宿へ向けて進んでも急速に込んでくる感覚がなかったのは、新型コロナウイルスで通勤事情が一変した影響だろう。ただ、新宿駅の放送は勢いを増していた。

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