キウイ踊る「ゼスプリ」CMに視聴者が共感する理由 音楽をフックに訴求するCMがランキング上位に
6月前期のCM好感度調査で総合1位に輝いたのは、ゼスプリインターナショナルジャパン『ゼスプリ キウイフルーツ』のCMだ。コマ撮りのアニメーションで描かれた“キウイブラザーズ”が登場する人気シリーズの最新作で、展開6年目となった今期も好スタートを切った。
「♪ヘルシーは楽しみながらやるのがいいんだよ~」といった軽快な歌をバックに公園で踊っていたキウイブラザーズの前に“リンゴ先輩”と“ミカン先輩”が現れ、筋トレを始めるもストイックになるあまり「三日坊主」になってしまった“バナナ先輩”のもとへ彼らを連れていく。
心が折れていたバナナ先輩はキウイブラザーズが色紙に書いた「ヘルシーは楽しもう」というメッセージを見ると元気を取り戻し、ラストは5人で「♪キウイ キウイを食べよう」などと楽しげに歌い踊る様子を映した。60秒のストーリーを通して栄養豊富なキウイフルーツを食べることのベネフィットを親しみやすくアピールし、 40歳以上の主婦や10、20代の女性を中心に高く評価された。
CMソングのメッセージに視聴者が共感
モニターからはキャラクターのかわいらしさを挙げる声が相次いだほか、「歌とCMがマッチしていて、思わず応援したくなった」「『無理してやっても続かないよ 楽しみながらがいいんだよ』という歌詞が良い」などのコメントが目立った。圧倒的な人気を誇るキウイブラザーズの魅力に加え、人々に寄り添う温かいメッセージを乗せたCMソングに多くの視聴者が共感を寄せたことがわかる。
また「いつもこのシリーズは楽しくて見てしまう」「いい曲、毎回楽しみ」「今回はバナナの存在も良い」などの声も見受けられ、“愛らしいキャラクターと心地よいCMソング”というフレームの広告コミュニケーションを6年間継続することで、ファンを着実に増やしているようだ。ブランド資産の価値を拡張し続ける稀有な成功事例として、今後の展開も楽しみだ。
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