ライブドアの株主重視とは?

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 株主重視を錦の御旗にする堀江社長とライブドアに対する違和感の一つがここにある。

ライブドアは決算短信で配当方針として、「株主に対する適正な利益還元を経営の最重要課題の一つととらえています」としている。決して配当を行わないと宣言しているわけではない。現状は、株主還元より内部留保による成長を目指したほうが、結果としてキャピタルゲインで株主に報いることができる、という理屈だ。

が、ライブドアの発行済み株式数はフジへの増資により約10億5000万株になる。10円配当でも100億円かかる計算だ。しかも、ライブドアの売買単位は1株、株主数は04年9月で15万人以上、1株しか保有しない株主もいる。さらに今後も増資による資金調達とM&A路線を続けるのであれば、株数は今以上に増える可能性がある。

今後、ライブドアが配当を行う日がやってきたとして、直接的な配当総額に加えて、郵送料などの配当コストが膨大になることは想像に難くない。はたして、ライブドアが配当を行う日がやってくるのか、そもそも配当を行うつもりがあるのか疑問に感じざるをえない。

堀江社長が掲げる株主重視には共感できる部分も多い。株価単価を下げることで株式投資を誰でもがやりやすくするということも大切なことだ。それでも、ライブドアが本当に株主を重視しているのか、いつまでたっても見えてこない。
(山田 雄大 =東洋経済オンライン)

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