感染症対策のプロが警鐘、東京五輪「7つの大問題」 「何が何でも五輪開催」はあまりに危険だ

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「五輪大会の現場には、選手と大会関係者専用の診療所が設置され、必要な緊急医療サービスを彼らに提供する。しかし、込み入った複雑な医療サービスや、メディアやスポンサー関係者のためには、地域の病院を使わざるを得なくなる。スポーツに関連したケガのほか、不慮の事故による負傷、感染症、虫垂炎、心臓まひ、骨折といった医療問題が常に起きる」

五輪期間中には多様な医療ニーズが発生し、それに十分に備えなくてはいけなくなるとの指摘だ。

問題は、現に東京の医療提供体制が既に逼迫していることだ。直近の5月13日に開催された東京都モニタリング会議資料では、東京の医療提供体制については、4段階の中で一番厳しい段階にある「体制が逼迫していると思われる/通常の医療が大きく制限されていると思われる」と指摘されている。

IOCや日本政府、東京都は、感染がさらに拡大し、東京の医療提供能力が現在の大阪や兵庫のような医療崩壊に陥ったとしても、あくまで五輪開催を強行するのだろうか。国民の命より五輪が重いはずはない。感染拡大が止まらず、国民への医療提供体制が厳しい場合には、五輪中止をバッハIOC会長に要請すべきだろう。

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