フォーエバー21の強気、怒濤の大型出店で攻勢

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「日本の企業で500~1000坪もの大型店を回せるのはユニクロぐらい」と、ある大手アパレル幹部が語るように、対抗できる日本のアパレル企業は今やほとんどない。

フォーエバー21は業界大手のH&Mとも、「競合だが一緒にモールに出店して客数増を図るなどウィン・ウィンの関係」(ドン・チャンCEO)だ。実際に原宿店は隣接している。

5月にはららぽーと東京ベイ、丸井のインザルーム新宿本店跡地へも出店。アパレル流通業界に詳しいR・B・Kの飯嶋薫社長は「初のSC出店となるららぽーとが試金石。ここで成功すれば販路が拡大する」と分析する。

「米国では毎年50~100、ヨーロッパでは20~30、日本では10店ぐらい作っていきたい」と、強気に語るチャンCEO。日本でもその勢いは当分止まりそうもない。

(撮影:大澤 誠 =週刊東洋経済2010年5月15日号)

高橋 志津子 東洋経済 記者

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たかはし しづこ / Shizuko Takahashi

上智大学法学部国際関係法学科卒。東洋経済新報社に入社後は、会社四季報、週刊東洋経済、ムック、東洋経済オンラインなどさまざまな媒体で編集・執筆を手掛ける

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