甲子園出た起業家「主将は中間管理職」と語る訳

アメリカに憧れ、上原浩治氏のマネジメントも

(写真:松平伊織)

元メジャーリーガー上原浩治さんをはじめ、アスリートのマネジメントを主たる業務とする株式会社スポーツバックスの代表取締役、澤井芳信さん。

当記事は、『OCEANS』の提供記事です。元記事はこちら

1980年生まれの澤井さんは、いわゆる「松坂世代」の球児だった。京都成章高では1998年の春夏連続で甲子園に出場、同志社大学に進学後、社会人野球を経てスポーツマネジメントの道へ。

2013年にスポーツバックスを立ち上げ、現在では10名のアスリートやスポーツ関係者が所属。上原さんのマネジメントは起業前の2008年オフより担当している。

トム・クルーズを見て、マネジメントの道に

「実は、中学校の卒業アルバムに『将来絶対アメリカに行く』って書いていたんです。当時からメジャーリーグに憧れがあったのと、サンドラ・ブロックが好きで、ハリウッド女優に会ってみたかったので(笑)」

メジャーリーグはもちろんハリウッド映画も好きだった澤井さんは、さまざまなハリウッド映画を見る中で、NFLのエージェントを題材としたトム・クルーズ主演『ザ・エージェント』という映画で、スポーツマネジメントの仕事を知る。

「当時は高校野球をやっていたんですけど、こんな世界があるんだというのをそこで知りました。また、高校の先輩・大家友和さんがちょうどアメリカに行くタイミングだったり(1998年オフ。横浜からボストン・レッドソックスに移籍)、野茂(英雄)さんがメジャーリーグで活躍していたりと、アメリカが前より近くに感じられるようになっていたんです」

澤井さんは高校卒業後、プロ野球選手を目指し、大学でも野球部に入部。同期は現・福岡ソフトバンクホークス一軍打撃コーチの平石洋介さんら(写真:松平伊織)

実は当時もアメリカへの憧れから、大学4年時にメジャーリーグのシアトル・マリナーズのトライアウトを受けたことがあったという。午前中に遠投と90フィート走、ノック。ここで受かれば、午後に実戦形式のテストに挑むというものだったそう。

「日本で行われるのを新聞で見つけて、夏休み中のオフだったのでチームメイトにも内緒で受けました」

トライアウトでは最終選考に残るも不合格、その後プロ野球のドラフトでも指名されず、社会人野球に進んだ。

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