松山の「マスターズ制覇」が火をつけたゴルフ熱 ゴルフをする若い世代が今後増えていくか

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松山をサポートするスポンサーの企業価値もアップしそうだ。スポンサーの中で直接的な効果が大きいのは、ゴルフ用品を販売している住友ゴム工業である。同社は松山とゴルフ用品使用契約をプロ入りした2013年から結んでいる。ゴルフクラブ、ボール、キャップ、ウェア、シューズ、手袋、キャディバッグなど、ゴルフに必要なものすべてだ。

同社の広報担当者によると、「松山プロが使用しているドライバー『スリクソンZX5』はもともと人気で、優勝により在庫はすぐになくなり、使用しているキャップ、ウェアも同様です」という。このドライバースリクソンZX5は、松山が2020年から使い始めたクラブである。

それまで、松山がPGAツアーで5勝したうち4勝は、他社のクラブを使用していた。形状・性能に徹底的にこだわる松山のために開発陣を総動員し、自社のドライバーに変えてのマスターズ勝利だ。

マスターズのマークの入った限定ボールや、大会で松山のキャディが担いでいたマスターズ限定モデルもすでに売り切れとのことで、担当者はうれしい悲鳴を上げていた。

山本悟社長も「誰もが夢見ていた日本人初の快挙、大変感動しました。ギアでサポートするという立場でともに戦ってきた成果がこのような形で実を結び、関係スタッフおよび社員一同心より喜んでおります」とお祝いのメッセージを出している。

松山のマスターズ優勝の効果が現場にも

それだけではない、優勝した月曜日の4月12日に住友ゴム工業の株価が4%近く上昇した。同社のスポーツ部門の年間売り上げは約700億円。ゴルフボールの国内シェアは、タイトリスト、ブリヂストンに次ぐ3位である。

タイトリストにはジャスティン・トーマス、ブリヂストンにはタイガー、デシャンボーがいる。そして松山がマスターズを勝ったことで、ゴルフボールの売り上げ伸長がとくに期待できる。

ゴルフ用品販売の二木ゴルフの取締役・北条圭一氏は、以下のように語った。

「毎年マスターズの翌週はゴルフマインドが高まってゴルフ用品が売れる。今年は松山の優勝が決まった月曜日はそこそこだったが、13日(火)、14日(水)、15日(木)は例年のマスターズ後に比べてはるかに動きがよかった。松山が使っているギアへの問い合わせも多い」

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