渡邉光一郎・第一生命社長--株式会社化はゴールでなくスタート、海外でも欧米系生保との差別化は可能

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--いわゆるステークホルダーという考え方で、その皆さんが理解した中で、成長戦略をどう描くかということなのでしょうね。将来的なファイナンスの時期などは未定ですが、どこかの局面で、その成長戦略の中で、時間を買うという意味でもM&Aは重要な手法だと思いますが、いかがですか。

これは、投資家の方々の理解が得られるような資本政策を打ち出せるかどうか、ということに尽きると思うんですね。

当面は、例えばハイブリッド型とか、資本調達の手段にはいろいろとありますから、希薄化を伴わない資本調達をしながら展開できる部分もあります。要するに、資本の調達の多様性というものを十分に駆使しながら、投資家の方々の理解を得られるようなタイミング、企業価値が高められるような案件が出れば、ということになります。

当然、われわれも投資基準を持って、その基準に合うかどうか、成長戦略に合うのか、将来の企業価値向上に本当につながるのか、ということを見極め、それで決断をする。今までの案件もそのようにやってきていますから、これからもそうしていく。規模が大きくて調達手段を講じながらやるような必要性がある場合でも、企業価値の向上に将来絶対につながる案件だと決断すれば、投資家も絶対に理解してくれるはず。そういう判断をこれから弾力的にしていきたいと思います。

プロフィール
1953年4月生まれ。76年3月東北大学経済学部卒業後、第一生命入社。調査部長、企画第一部長を経て2001年取締役、04年常務、08年取締役専務執行役員。今年4月から現職。

(木村秀哉 =東洋経済オンライン)

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