アルゼンチンの450億ドル(約5兆円)相当の債務返済計画が国際通貨基金(IMF)との間で5月か6月までに決着する可能性は低いとグスマン経済相が明らかにした。
同経済相はCNNエスパニョールとのインタビューで、従来の返済プログラムの条件変更には、米国や中国、ドイツ、日本、フランスといった各国の支持が必要になるだろうと語った。アルゼンチン政府は、2021年9月-24年に必要な450億ドルのIMFへの支払いを履行できないという。
IMF、10月選挙後までアルゼンチン債務合意先送りに前向き-関係者
「それはIMFスタッフとアルゼンチン政府との実務交渉ではない」とグスマン経済相は指摘し、「地政学的な性質を帯びた協議だ。すぐ合意を望んでも十分な時間はない」と述べた。
アルゼンチンとIMFは先月、当局者間の協議を行った。IMF側は声明で、インフレや輸出、国内資本市場の発展などの分野でアルゼンチンと「共通の理解」が得られたとコメントした。
原題:Argentina’s Guzman Says IMF Credit Line Deal Will Take Time(抜粋)
著者:Justin Villamil
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