水素旅客機開発会社に大物系ファンド続々出資 ビル・ゲイツ氏系ファンドなどから27億円集める
水素を動力源とする旅客機の開発を進めるスタートアップ企業が、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏や香港富豪の李嘉誠氏が支援するファンドを含め投資家から2430万ドル(約27億円)を集めた。
米ゼロアビアは調達資金を活用し、乗客50人以上が搭乗できる旅客機で機能するように水素を動力とする推進装置のスケールアップを始める予定。現行の最新モデルの座席数は最大で19程度。同社は昨年末にも3800万ドル近くを調達。英政府からの支援も得ていた。
ゼロアビアのバル・ミフタコフ最高経営責任者(CEO)はインタビューで、「一段の機体大型化に向けたロードマップがある。次の大型化は1、2年後と考えていたが、多くの関心を集めており、加速することを決めた」と述べた。
今回の資金調達ラウンドに参加したのは、李氏のホライゾンズ・ベンチャーズやインターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループのブリティッシュ・エアウェイズ、ゲイツ氏が支援するブレークスルー・エナジー・べンチャーズ、ロイヤル・ダッチ・シェルなど。
原題:Hydrogen Plane Startup Boosted by Gates and Li Ka-shing Funds(抜粋)
著者:Will Mathis
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