嫌いなタイプの人からも、評価が得られる人間に
後はステップ4、「いい仕事」を積み重ねるだけです。あなたは24時間会社人間が好きでないとおっしゃっていますが、誰だって24時間仕事をし続けたいわけではありません。でもつねに仕事が頭から離れない、優先してしまう人たちもいます。それだけ懸命だとも言えます。
周囲を否定したり冷めた態度をとったりせず、「そういう人もいる」「みんな頑張っている」と認めてみましょう。これからは、そんな人たちと競争して評価されていかなければならないわけですから。そして、習得したオトコ語を使い、ルールにのっとりながら、上司とともに新しいテーマでの「いい仕事」をたっぷりする。あなたの変化に周囲はきっと目を見張り、必ずや評価はついてくると思います。
踊る大捜査線(古い?)じゃないけれど、「正しいことをやりたければ上に行け」というのは、ある意味真理だと私は思います。あなたは「野望」「やりたいこと」を実現するために上にいきたいわけですよね。上にいけば、現場の仕事に対峙するより、もっともっと悩ましい判断を迫られたり、信念と異なる決断をしなければならないこともあります。あなたにこういった現実を背負う覚悟があれば、組織の力を使って、ひとりでは成し遂げられなかったクオリティの仕事をすることができるでしょう。
自分のことだけを考えてはいけません。上にいったとき、誰もついてきていなかったとしたら、そんな仕事は手に入りませんから。自分のいる環境を理解し、そこで働く人たちを尊重する気持ち、自分の弱みを知り素直に開示する勇気、粛々といい仕事を積み重ねていく根気、必要なことはいろいろあります。でも、本気で取り組めばきっと、なんともいえない絶景を見ることができると思いますよ。
オトコ社会も、理解さえすれば、意外と住みやすい。そこで変にオトコに同化せず、今度はあなたらしさを発揮し、理解してもらえればいいのです。
書きながら思ったけれど、オトコ社会から評価を得るって、外交、国際交流に似ていますねぇ。クールジャパンならぬ、クール働き女子、でいきましょう。
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