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V6解散が青天の霹靂でなく「必然」でしかない訳 過渡期のジャニーズ事務所に何をもたらすのか

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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アイドルに限らず活動期間の長いグループほど、その去就は「0か100か」の両極で考えがちですが、あえてファジーにしておくほうが、むしろ自分たちにもファンにも優しい決断となることがあるものです。

アイドルもアラフォーで人生を考え直す

また、アイドルグループの去就に選択肢が増えることは、ジャニーズ事務所にとってもポジティブなこと。

主にローティーンのころから人生を捧げてきたジャニーズのアイドルたちは、このところアラフォー世代に差し掛かったころ、自分の人生を考え直す傾向があります。そんなとき、マネジメントサイドが今後の選択肢を提示して、よりよい形を模索していく形が望ましいのですが、これまでのジャニーズ事務所にはそうした動きが見られず、本人もファンも不本意な結果になることが少なくありませんでした。だからこそV6の発展的な解散は、事務所全体のイメージアップになるとともに、所属タレントたちの不安を軽減することにもつながっていくでしょう。

国民的グループだったSMAPが解散し、嵐が活動休止したばかりの今、ジャニーズ事務所は若手グループの売り込みと人気定着に動いている真っ最中。民放各局に、King & Prince、Snow Man、SixTONES、なにわ男子、Travis Japan、HiHi Jets、美 少年ら、主に20代のアイドルを猛烈に売り込み、ここまでは順調に露出を増やし、認知度が上がりはじめています。

V6のポジティブな解散と、それに伴うジャニーズ事務所のイメージアップは、彼ら若手グループの追い風にもなるでしょう。世間の人々に「SMAPのようにならないでほしい」「嵐のような活動休止は本当に幸せなのかな」などと思われるのではなく、「彼らならV6のように解散まで誰も欠けることなく活動できるのではないか」と感じさせられる可能性が生まれたのです。

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【22歳定年制とアラフォーでの解散】

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