教育のICT化で「公立学校特有」の課題 機器の「維持・管理・更新」で困らないために
教育のICT化に国の支援が必要な理由
教育のICT化の進み具合について、5人(福岡、佐賀、熊本、大分、宮崎)が「非常に進んでいる」もしくは「どちらかというと進んでいる」と答えている。また、全県で教員間のICTリテラシーの差を埋めるための施策が行われており、ICT教育に関する独自の取り組みがあるなど、積極的な姿勢がうかがえる。
しかし、あくまでも現時点での進み具合であり、今後もそうである保証はどこにもない。教育のICT化には、機器などの初期投資以外に、維持・管理・更新など継続的な費用が発生するからだ。実際、GIGAスクール構想を実現するうえで、国に期待することとして、全員が「財政支援」を挙げており、今後の動向を注視する必要がある。
ここでは紹介しきれなかった回答結果をPDFおよびスライド動画にまとめた。各自治体の教育理念や保護者から寄せられている意見、現場の教職員の負担増に対する考え方など、各地自体が何に取り組み、何に課題を感じているかを詳細に記している。
>>無料ユーザー登録をすれば、アンケートサマリーPDFを無料ダウンロードできるほか、詳細な回答結果をまとめたスライド動画を視聴することができる。
(写真:iStock)
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企画・構成:鈴木奏子、赤尾万里
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