コロナで「実績が伸びた営業」「落ちた営業」の差 「足で稼げない時代」の最強の営業方法とは

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もし、あなたが「テレアポしかしていない」「飛び込み営業しかしていない」ということなら、営業マンとして時代に取り残されていると考えてください。あなたの会社のやり方、業界のしきたりがどうであれ、です。

私もかつてやりまくった王道の方法ですが、時代は変わりました。夏の日はスーツから汗の塩が噴き出し、冬は凍えて冷え切った手で名刺交換をしまくる……。オンラインを使うことで、もうそんな必要はなくなったのです。オンライン営業だと、かつては想像できなかったほど、探客の効率アップを狙えるようになったのです。

20%の受注率を誇る大学生

ここで、私が受けたオンライン営業の実例を紹介しましょう。突然、見知らぬ人から、私宛てに1件のメールが来ました。

「YouTubeの動画作成を格安でしています。伊庭さんのYouTubeを拝見し、ご提案できる点もあると存じます。作品サンプルの動画(URL)も用意しました。ご視聴いただければ幸いです。もし、よろしければオンラインで、詳細のご紹介もできます」

普段は、営業メールは無視をすると決めているのですが、サンプル動画には興味があったので、メールに記載されていたURLをクリックし、視聴してみました。悪くない出来栄えでした。格安と言っているので、確認だけでもしてみようと、オンラインで打ち合わせをすることにしました。

オンラインに映ったのは、驚いたことに九州の地方に住む大学生でした。営業は未経験で、お世辞にもトークが上手とは言えません。とはいえ、動画作成の腕は確かそうだったので、お願いしてみることにしました。

ちょっと、彼に尋ねてみました。「何件のメールをして、何件の受注なのか?」と。すると、20通のメールを送ると、そこからの成約が4件とのこと。実に20%の受注率。かなりの高確率です。どうでしょう。これが、オンライン営業の実態なのです。

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